今まで向井さんが書かれた本とは大きく違います。前作までのように軽快で読みやすい箇所もありますが今回の本はお役所とのやりとりや裁判のことが大部分ですので必然的に難しい内容になります。日本語を追うだけで大変でした。中でも裁判所の決定文は難しすぎて読むには相当の気合が必要。ここまで載せる必要があるのかとも思いますが向井さんが「遺言のつもりで書いた」という気迫なのかもしれません。失礼ながら読み飛ばしてしまった箇所も多いですが高田家が背負っている重さと、高田家ファミリーの日常のほのぼのさはとても伝わってきました。 ガンバレ亜紀さん!
自分とはまったく関係のない分野の話ですが、家族とは何かを考えさせられる1冊でした。代理出産に反対の人も賛成の人も一読の価値があると思います(私は個人的には代理出産には反対です)。なんといっても、実名で堂々と代理出産をして、その経緯を公開しているのが日本では向井家だけなのですから。テレビや新聞などでは報じられていないこともたくさん書いてあります。その裁判経緯も含めて、何が問題になっているのかが具体的によくわかりました。(多くの人同様に「なぜ養子にしないのかな?」と私も思っていましたが、それも簡単にはできないようです)。タイトルは「家族未満」ですが、向井さん一家の絆は「家族以上」と読後に思いました。