義務教育の教科書では書ききれていない部分、あえて大人になってから知っておきたい事実などがいろいろな角度から取り上げられていてよかったです。つい百年ほど前の日本人がしてきたことはテロリズムなんかとは比にならないくらい非人間的であったことがよくわかります。 筆者が意図するとおり考えさせられるよう語られており、私の場合、日本人とはいったい、どういう民族なんだろうとも考えさせられました。
学校の「日本史」の授業では、とかく駆け足になり易く、入試のための勉強にとかく陥りがちな「日本近代史」を、わかりやすく、また、掘り下げて解説しています。受験生はもちろん、歴史を教える先生方にもぜひ読んで欲しい本です。「日本」とは、「近代」とは、何のために歴史を学ぶのか、というところから説き起こし、具体的な内容に入りますが、なぜ? どう? どんな影響を? などと考えさせ、じっくり読ませます。最近、自衛隊のイラク派兵・改憲などの問題が起こっていますが、日本近代史を振り返るためにも、お勧めします。